【WordPress】リダイレクトでログインができない時の対処法【AWS】

WordPress

はじめに

再びWordpressにログインができなくなってしまい、起こった事象も原因も前回とは違ったため、再びまとめてみました。
結論としては容量不足だったのですが、それなりに目にするエラーなども含めて調査したため、このあたりで引っかかった方なども、部分的にでも参考にしてください。

環境

  • AWS EC2(Amazon Linux release 2)
  • WordPress バージョン 6.1.1

※2023年5月27日時点の情報です。

経緯

WordPressの管理画面へログインをしようとしたところ、突然以下のURLにリダイレクトされて、ログインができなくなってしまいました。

https://○○/○○?redirect_to=https%3A%2F%2F○○%2Fwp-admin%2F&reauth=1

思い当たる節と言えば、リダイレクトが発生する前に変更していたパーマリンクの設定くらいですが、これは関係がなさそう。

次に思いついたのはプラグインが異常を起こしている可能性。

一旦バックアップをとり、TeraTermでサーバーにSSH接続して、プラグインの無効化で解決するか試してみようと思ったわけですが・・・
(Wordpressのデータを編集する際は必ずバックアップを取ってください。)

wp-contentディレクトリにある「plugins」の名前を変更しようとしたところ、

No space left on device

と表示され、変更することができません。

原因

この、No space left on deviceについて調べてみると、容量が不足しているときに出るエラーメッセージで、これが出るとファイル操作全般ができなくなるということが判明しました。

エラーが出る具体的な原因は、

  1. ディスク容量が不足している
  2. 「inode」の容量が不足している

の2種類があり、どちらの原因かを確認する必要があるようです。

確認の方法ですが、ディスク容量を調べるdfコマンドを叩いてみればわかりそう。
-hコマンドをつければ、G、Kなどのわかりやすいサイズで表記してくれます。

ということで、まずはディスク容量を確認します。

$ df -h
Filesystem 1K-blocks Used  Available  Use%  Mounted on
/dev/xvda1   8.0G   8.0G  20K   100%  /

使用率を表す「Use%」が100%になっていました。
明らかにディスク容量が不足しています。
先ほどの原因の①が特定できた形です。

解決するには

・不要なファイルを削除し、使用できるメモリを増やす

・EBSボリュームを増やす

のどちらかを行う必要があるのですが、今回は不要なファイルを削除しても容量があまり空かなかったため、EBSボリュームを増やすことにしました。

ちなみに、②のinodeは、ファイルに関する情報(所有者、アクセス権、作成日時など)を管理するためのデータのこと。
こちらの原因はdfコマンド-iオプションをつけ、inodeの容量を調べることで確認できます。
(「IUse%」が100%になっていたら、ファイル数を減らしてinodeの容量を開ける必要があります。)

対応

ディスク容量を増やすため、EBMのボリュームを設定していきます。

AWSにログインし、EC2へアクセスしたら、画面左のメニューからEBS(Elastic Block Store)の「ボリューム」を選択。

増やしたいボリュームにチェックを入れ、アクションから「ボリュームの変更」を選択します。

ボリュームのサイズに任意の数値を入力し、変更ボタンを選択します。

変更が完了したら、一旦サーバーを再起動します。

再起動後に再びサーバーにSSH接続し、$ df -hでボリュームを確認。
反映されていたら設定は完了です。

さいごに

ボリュームを増やしたことで無事ログインすることができました。
またログイン不可な状態・・・にはならないことを願いますが、何かあればまた記事にしたいと思います。
今回は以上です。

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